岡山県笠岡市で葡萄を作っています。
サラリーマンとして働いていた私は、「自分で何かを作りたい」と考えていました。
そして、2021年に89歳までぶどうを作っていた祖父が体調を崩してしまい、「来年はぶどう作りができないかもしれない」と言われ、
幼い頃から大好きだった祖父母のぶどうが無くなるのは嫌だと思い、岡山県笠岡市今井地区にてぶどう農家を引き継ぐことを決意し、
その翌年には脱サラして農業を始めました。
祖父が、ぶどう作りを教えてくれる間に聞いておきたい。
その想いが強く、手伝いをしたことはあっても、年間通して作業したことがなかったので悪戦苦闘しています。
知識の少ない私は、祖父からの指導、講習会と実践を繰り返しながら試行錯誤しています。
祖父からは、
「自分が食べると思って、肥料や農薬を考えなさい」
「ぶどうの樹を家族と思いなさい」
と、愛情をかけるよう教わっています。
このような形でスタートした農業ですが、皆様に多大なご尽力をいただき、現在約30aのぶどう畑を持つ農家をしています。
高品質なぶどうを作り、お届けすることはもちろん、私がぶどう農家を通して実現したいことは、
「盛んなぶどうの産地の継承」「ぶどう園の継承者がいない」といった方々のお役に立つことです。
ぶどうを手に取って、召し上がっていただき、「今年も良い物ができたね」と言っていただけるよう頑張っていきます。